全部で13日間に渡っての展覧会でした。この間、交通の便が悪い片田舎の、しかもどこにあるのか見つけにくいここ「ギャラリー無量」に、たくさんの方に足を運んでいただき、「Fragments 2014」の作品達を鑑賞していただきました。本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
では、まず搬出の様子からお知らせします。
平田昌輝さん
neutral productionさん
岡部俊彦さん
最後は、みんなで岡部さんの搬出のお手伝い
搬出後のギャラリーは、がらああああんとして小鳥の居ない鳥かご?みたいに寂しいです。何度経験したら、この寂しさをすんなり受け止められるようになるのでしょうか。
搬出の後は、お決まりの「手作りカレー」で最後の晩餐
みなさん本当にありがとうございました!!(作家さんみんなより)
最後の晩餐は、「昨今のアート事情」や「次回のFragmentsについて」、もちろん四方山話に至るまで、話は尽きることなく盛り上がりました。
生き方が真摯、
創作の原点が真摯、
そして、真剣に話し合おうとする姿勢が真摯、
フラグメンツの仲間は本当に素晴らしい!!
嬉しいことに、再来年2016年度に「Fragments 2016」(仮題)が開催されそうです。3度目の「Fragments」どのようにパワーアップするのか、請うご期待
最後に、オープニングセレモニー(座談会、岡部俊彦パフォーマンス、オープニングパーティ)に参加された富山大学芸術文化学部文化マネージメントコース4年の高橋由佳さんから、嬉しいメールが届きました。一部紹介します。
今回のFragments2014では作家さんの創作の原点や作品の存在意義に始まり、鑑賞者と作家の意識の違いなどもお話しされていました。
中でも私が意外に感じたのは、作家さん達が自分が作りたいものを創作して、その行為が役に立つのか、作品を作ってどうなるのかどうか、とおっしゃっていたことでした。なぜなら、想像していた以上に面白い作品と展示空間だと思ったからです
(中略)
フラグメンツの内容は、できるだけ多くの人の目に触れることよりも、見に来た人の記憶に残る確率の高さをもつ展示だと思います。作家さんによって作品の違いを味わうことも楽しく、合っているかどうかはともかく、作品が持つ意味や背景を考え、どうしても想像したくなる魅力がありました。何より、ホワイト・キューブではない、あの場所にしかない空間の中でやること、地理的に離れていてもギャラリーに足を運ぶ来場者の方がいるからこそ、ここでする価値があると思います。
このメールにある「ホワイト・キューブではない、あの場所にしかない空間の中でやること、地理的に離れていてもギャラリーに足を運ぶ来場者の方がいるからこそ、ここでする価値があると思います。」を読んで、「ギャラリー無量」のこれからの在り方への啓示をもらった気がしました。
これからも、足を運んで下さるみなさまのお力をお借りして、意味在るギャラリーになるよう、試行錯誤しながら進みたいと思います。
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
「Fragments 2014」本当にありがとうございました。
2年後まで切磋琢磨です。